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「寝ようとすると足がむずむずする」むずむず脚症候群の治療法、原因、症状について

もしかしてむずむず脚症候群なのかな?むずむず脚症候群の治療法、原因、症状をまとめました。

2024-08-02

「寝ようとすると足がむずむずする」むずむず脚症候群の治療法、原因、症状について

寝ているときに足に虫が這っているような感じや、何かが登ってくるような感覚を感じたことはありますか? これらの症状は「むずむず脚症候群」と呼ばれます。日本ではまだ馴染みが薄い病気かもしれませんが、西洋では60歳以上の高齢者の約5~15%が経験するほど一般的な症状です。今回は、むずむず脚症候群の治療法や症状、原因について詳しく解説していきます。

むずむず脚症候群とは?

むずむず脚症候群は、足を動かしたいという衝動とともに、足に非常に不快で不快な感覚症状が伴う感覚運動神経疾患です。 一般的には年を取るにつれて発症率が上がりますが、20代で初めて症状が現れることもあり、さまざまな年齢層が経験します。男性よりも女性に2倍ほど多く発生するのは、妊娠と関連があるとされています。

むずむず脚症候群の原因

むずむず脚症候群の原因

むずむず脚症候群の正確な原因は明らかにされていませんが、脳のドーパミンという神経伝達物質の不足が原因とされています。 ドーパミンの生成には鉄(Fe)が必要なため、鉄分不足も原因とされています。足への十分な血液供給が不足したり、末梢神経障害、糖尿病、貧血、腎臓病、前立腺炎や膀胱炎などの疾患が原因となることがあります。また、この疾患は妊娠後期に主に現れることがあります。

むずむず脚症候群の症状

むずむず脚症候群の代表的な症状は、足がむずむずして虫が這っているような不快な感覚です。 または、足が引っ張られたり、うずいたり、締め付けられるような痛みを感じることもあります。特に夜に症状が悪化するため、睡眠障害が発生することがあります。

むずむず脚症候群といっても、必ずしも足だけに症状が現れるわけではありません。 腕や肩などにも症状が現れることがあり、例外的に鼻の先にも症状が現れることがあります。じっとしていると不快感が強まり、動いたりマッサージすると一時的に症状が和らぎます。

むずむず脚症候群の疑いがある症状

夜に次のような症状が現れる場合、むずむず脚症候群を疑ってみてください。

  1. 1, 足がしびれる
  2. 2, 足に説明しにくい感覚異常が現れる
  3. 3, 足がほてったり冷たく感じる
  4. 4, 虫が這っている感じがする
  5. 5, 足が重たく感じ、枕を足の間に挟んで寝る
  6. 6, 自分でも知らずに隣で寝ている人を蹴ってしまう

むずむず脚症候群の治療

むずむず脚症候群の治療

むずむず脚症候群の治療は、症状の重症度によって異なります。 症状が軽く、夜だけ時々現れる軽度の場合は、薬物治療よりも非薬物治療が推奨されます。非薬物治療には、足のマッサージ、足湯、軽い運動、規則正しい睡眠習慣などが効果的です。

症状が頻繁に現れ、睡眠障害まで伴う重度の場合は、睡眠専門医の診断を受け、専門的な治療を受ける必要があります。 鉄分欠乏がある場合は鉄分サプリメントを投与して治療することもあり、ドーパミン薬を使用することもありますが、必ず専門医と相談の上で服用する必要があります。

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