健康マガジン

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【1分で解説】歯ぎしりを治す良い方法はありませんか?

家でできる、歯ぎしりを治す方法を伝授します。

2024-7-30

【1分で解説】歯ぎしりを治す良い方法はありませんか?

Q. 歯ぎしりを治す方法が知りたいです。

結婚前にはなかった癖なのですが、結婚してから歯ぎしりをするようになっていました。夫が隣で眠れないと言っています。自分が歯ぎしりをしてたことは覚えていませんが、最近、朝起きたとき顎関節に少し痛みを感じます。自宅で試せる、歯ぎしりを治す方法ってありますか?

歯ぎしりを治す方法

A. 歯ぎしりを改善するための方法をご紹介します。

現在のところ、歯ぎしりを根本的に治す治療法はありません。 そのため、歯ぎしりによって引き起こされる症状を治療し、予防することを治療の目標としています。自宅で実践できる、歯ぎしりを改善するための方法をご紹介します。

1. 危険因子の調整

歯ぎしりを引き起こすと言われる原因には、過度の喫煙、飲酒、カフェイン摂取などがあります。 これらを制限することで改善が見られる可能性があります。また、歯ぎしりを引き起こす可能性のある薬を服用している場合は、主治医と相談して薬の変更を検討することができます。

2. 口腔内装置療法(マウスピース)

口腔内装置を活用した療法は歯ぎしりを治療する最も一般的な方法であり、現在最も広く活用されている治療法です。 口腔内装置自体が歯ぎしりを完全に止めれるわけではありませんが、歯への負担を減らし、歯ぎしりによって発生する歯、歯茎、顎関節の問題の治療と予防になります。

歯ぎしり治療に使用される口腔装置、マウスピースは、全体の歯列を覆う硬いプラスチックで作られた矯正装置の一種です。口腔内装置は少なくとも1〜3ヶ月間隔で定期的に点検を受けながら使用する必要があり、点検によって副作用を防ぐことができます。装置が合わない状態で病院に行かずに長期間装着すると、歯列の変化などの合併症を引き起こす可能性があります。

歯列を部分的に覆ったり、シリコンなど柔らかい素材で作られた口腔装置は、長期間使用すると歯列が変わったり歯ぎしりを悪化させることがあるため避けた方が良いでしょう。

3. 行動修正療法

寝ている時の歯ぎしりは、普段の習慣と関連していると考えられています。行動修正療法とは歯ぎしり自体よりも日々の習慣を変えることを意識することで症状の改善を図る方法です。 つまり、昼間の歯ぎしりや歯を噛みしめる習慣を減らすための意識的な努力が、夜間の歯ぎしりに対して無意識的な減少効果をもたらすとされています。

日中生活している間に歯を噛みしめたり顎を誤った位置に置いたりしている場合は、すぐにその間違いを正し、正しい顎と舌の位置を保つ習慣を身につける必要があります。顎と舌の正しい位置は、「N」の発音をしたときのように、舌先を口蓋の前方(上の前歯のすぐ後ろ)に軽く接触させ、上下の歯が接触しないようにし、顎と首、肩の筋肉が緩んだ状態を保つことです。このように規則的に認識して矯正すると、歯を噛みしめるなどの悪習慣をなくすことができ、結果的に夜間の歯ぎしりも改善される可能性があります。

上記の方法で歯ぎしりを完全に治すことは難しいですが、症状の程度に応じて積極的に対処すれば十分に減らすことができます。 しかし、ストレスなどの心理的要因が歯ぎしりに大きな影響を与えるため、ストレスや不安を適切に解消しながら生活することが一番重要です。

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