Q. 虚血性大腸炎の症状はどのように現れますか?
普段から血便がよく出るのですが、左下腹部に痛みはありません。これは虚血性大腸炎の前兆症状なのでしょうか?虚血性大腸炎の症状について詳しく教えてください。
A. 虚血性大腸炎の代表的な症状は左下腹部の痛みと血便です。
虚血性大腸炎は、大腸の一部に炎症や損傷が発生した状態を指します。これは血流障害によって引き起こされる大腸炎で、一般的には高齢者に多く発生する疾患として知られていますが、最近では若い人にも見られることがあります。
虚血性大腸炎は死亡率が高いため、早期発見と処置が必要な疾患です。主な症状は 左下腹部に次第に締めつけられるような腹痛が現れ、下血や便に鮮血が混じること です。これ以外に、 急に便意を感じたり、吐き気や嘔吐 の症状が伴うこともあります。
普段から血便が出ることが多い場合、大腸が原因なのか、肛門が原因なのかを把握することが重要です。もしも 左下腹部の痛みが始まった後に下痢が出て、血便が出るようになった場合、虚血性大腸炎を疑うことができます 。大腸が原因ではなく、肛門疾患が原因である場合は、痔や裂肛による血便である可能性があるため、詳細な検査が必要です。
虚血性大腸炎を診断するためには、単純腹部撮影検査を行うことができ、腸壁が腫れている様子や腸が麻痺している兆候などで診断が可能です。治療は症状に応じてさまざまですが、多くの場合、点滴による補液や鎮痛鎮静剤、抗生物質などを投与すると、1週間以内に症状が改善します。
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