Q. パーキンソン病があると認知症になる確率が高くなるって本当ですか?
私の母がパーキンソン病の初期症状が疑われ、病院に行ったところパーキンソン病だと診断を受けました。現在薬物療法を行っていますが、パーキンソン病があると認知症になる確率が高くなるという話を聞きました。パーキンソン病で認知症になることはあるのでしょうか?また、その確率はどのくらいでしょうか?
A. パーキンソン病により認知症や認知障害が現れることがあります。
パーキンソン病は、筋肉が休んでいるときに現れる震え(振戦)や筋肉の硬直、意志的な運動の遅さ、バランスを取ることの困難さ(姿勢不安定性)を特徴とする神経変性疾患の一つです。
パーキンソン病は、中枢神経系の変性疾患の中でアルツハイマー病に次いで最も一般的な疾患です。一般的には50〜79歳の間に症状が現れることが多いですが、まれに子供や若者にもパーキンソン病が発生することがあります。
パーキンソン病により、うつ感や認知障害、認知症の症状が現れることがありますが、アルツハイマー型認知症とは発症メカニズムが異なります。 これらの退行性疾患が同時に現れる場合もありますが、パーキンソン病に伴う認知機能低下の場合でも予防的な薬物治療が行われます。
実際、パーキンソン病患者の発症期間が10年を超えると、70〜80%のパーキンソン病患者が同時に認知症を患っているとされています。 したがって、パーキンソン病のリスク因子は、アルツハイマー病や認知症発症のリスク因子と見なすことができます。
パーキンソン病を完治させる治療法は現在存在しませんが、薬物治療などを通じて病気の進行を抑えることが可能です。
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