Q. 妊娠線を消すことはできますか?
妊娠後期になり妊娠線が濃くなってきました。出産後に消えますよね?消す方法があるのか気になります。
A. 妊娠線は出産後に薄くなることはありますが、完全に消えないことも多いです。
妊娠線は妊娠期間中によく見られる細長い線で、主に妊婦の腹部や胸部に現れます。 時にはかゆみを伴い、妊娠期間中は赤みを帯びた紫色をしていて、徐々に色素沈着が薄れ、皮膚が萎縮する症状を示します。出産後には色が薄くなりますが、跡が残ることがあります。 妊娠線には予防薬がなく、レーザー治療や局所塗布剤に反応することもありますが、効果は確実ではありません。
そのため、妊娠線を予防するには、体重が過度に増えないよう注意することが最善の予防法です。 出産までに元の体重から平均10~12kg程度の増加が最適とされています。摂取したカロリーを消費し、脂肪を燃焼させるには運動が効果的ですので、特別な合併症がない妊婦の場合、無理のない範囲で体操などを行うと良いでしょう。オイルで軽くマッサージをしたり、妊娠線防止用ローションを塗ることも推奨されていますが、その効果は確実ではありません。
妊娠線はなぜできるのでしょうか?
妊娠線は 妊娠による副腎皮質ホルモンの増加や過度な体重増加によって 、皮膚の正常な弾力性の限界を超えた場合に発生します。体質的には皮下組織が弱い人にできやすい傾向があります。妊娠線ができる時期は妊婦によって異なり、妊娠5~6ヶ月や妊娠後期に現れることがあります。
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