妊娠を準備中ですが、夫が脱毛薬を飲んでいます。服用を止めるべきでしょうか?
結論から言うと、夫が脱毛薬を服用しても妊娠準備には問題ありません。 脱毛治療に使用される薬は主に以下の2種類に分けられます。
- 1, 男性ホルモンに作用する酵素を抑制する薬 - フィナステリド(プロペシアなど)、デュタステリド(アボダートなど)
- 2, 外用剤として血圧薬の副作用を利用して開発されたミノキシジル(マイノキシル、ロゲインなど)
1番のフィナステリドやデュタステリド系の脱毛薬は、成人男性の脱毛治療にのみ処方 され、女性に露出するとその成分が皮膚に吸収されて 男性胎児の性器発達に異常を引き起こす副作用 が現れることがあります。コーティングされた薬は問題ありませんが、割れた薬を手で触ったり粉が鼻や口に入った場合は、一か月ほど妊娠を避ける必要があります。
しかし、 フィナステリドやデュタステリド系の脱毛薬を服用した男性の精液でその成分が女性に移動する量は非常に少量なので、妊娠に悪影響を及ぼすことはありません。 したがって、妊娠中の女性が直接フィナステリドやデュタステリド系の脱毛薬を服用しない限り、心配する必要はありません。
女性の脱毛薬であるミノキシジルは続けて服用してもいいですか?
ミノキシジルは妊娠薬物安全性の分類ではC等級に該当します。フィナステリド(プロペシアなど)やデュタステリド(アボダートなど)はX等級で、妊娠中の服用が禁止されている薬物ですが、C等級の薬は安全ではないわけではありませんが、特に推奨されるものではありません。
妊娠を準備中であれば、医師や薬剤師に相談し、正確なアドバイスをしてもらいましょう。 妊娠が確認される前にミノキシジルを使用しても大きな問題はありませんが、不安がある場合は処方した医師と相談しましょう。
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