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「瓊玉膏(ケイギョクコウ)」の効能は?成分や服用法を解説

瓊玉膏(ケイギョクコウ)の効能から成分、材料、摂取方法をせつめい

2024-07-26

「瓊玉膏(ケイギョクコウ)」の効能は?成分や服用法を解説

瓊玉膏とは?

滋養強壮薬である漢方薬の瓊玉膏 は、現代でも医療的価値が認められており、一般医薬品として分類されています。西洋薬とは異なり、漢方薬は薬事法に基づき漢方医が治療用に直接調剤することが可能です。そのため、薬局だけでなく漢方医院でも処方を受けることができます。

瓊玉膏の効果は?

『東医宝鑑』には瓊玉膏について「健康で長生きさせる薬」と記載されています。 瓊玉膏は先天的に虚弱な子供や気力が衰えた高齢者、病気を患った後に服用すると、衰えた体を徐々に回復させる効果があります。

神経性の消化不良や食欲不振、頭痛やめまい、動悸、驚きやすい場合、手足の冷えなどにも効果があり、昔は髪が黒くし、体力増進の効果が見込める薬として瓊玉膏を服用していたとされています。

瓊玉膏の効果

瓊玉膏の主成分は?

瓊玉膏は人参(紅参)、生地黄、蜂蜜、白茯苓の4つの薬材で作られています。 エネルギーを生成し気力を高める人参(紅参)、体液を補充する生地黄、薬材を調和させる蜂蜜、強壮作用のある白茯苓が組み合わさっています。

瓊玉膏の成分

  • 人参 :人参は元気を補充し、弱った体、倦怠感や疲労の改善を促すため、免疫力の向上が見込めます。
  • 生地黄 :上半身の熱気を抑え、下半身の冷気を温めることで体全体の代謝を円滑にする「水昇火降」の役割を果たす代表的な薬材です。しばしば熱感を感じる更年期や緊張した症状に効果を示します。
  • 蜂蜜 :蜂蜜は天然の抗生物質として知られており、抗ウイルス効果があります。免疫力が低下して発生する病気を予防します。
  • 白茯苓 :松の木の根に寄生して育つ茯苓の菌核を乾燥させて作る薬材で、血糖値を下げ、利尿作用を通じて浮腫を取り除く効果があります。

瓊玉膏の服用方法

瓊玉膏の服用方法は?

製品によって異なりますが、瓊玉膏は1日2回、朝、空腹時に1回1さじ、就寝前1時間に1さじ、合計2回、そのまま、または温かい水に溶かして服用します。最近ではスティック型も販売されており、手軽に摂取できます。瓊玉膏は即効性があるわけではなく、規則的に継続して服用することで効果が現れます。瓊玉膏を服用し始めてから約2週間後に徐々に気力が回復するのを感じることができます。

瓊玉膏は体に良いと言われる漢方薬ですが、服用者の体質や症状により効果が異なるため 、漢方医の診断と処方を通じて選択しましょう。特に体が弱い重症患者の方は、漢方医と十分に相談した上で服用を決定することをお勧めします。

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