Q. デカフェコーヒーには100%カフェインが含まれていないのですか？
昨日の午後3時ごろにデカフェのコールドブリューコーヒーを一杯飲みましたが、夜中の2時まで眠れませんでした。自分がカフェインに弱いことを知っているのでわざわざデカフェを選んだのですが、 デカフェにもカフェインが含まれているのでしょうか？また、どのようにしてデカフェにするのかも気になります。
A. デカフェ飲料でもカフェインが少量含まれていることがあります。
最近、多くのカフェで「デカフェコーヒー」を見かけますが、デカフェの「デ（de-）」は英語で分離、除去の意味を持つ接頭辞です。 デカフェはカフェインを除去したコーヒー と考えられます。
カフェインが97%除去されても「デカフェ」と表示可能
しかし、デカフェ飲料でもカフェインが含まれていることがあります。 国際的には97%が除去されて初めてデカフェと認められ、EUでは99%が除去されて初めてデカフェと呼ばれるのとは異なります。
また、ブランドごとにカフェイン除去の割合が異なるため、 同じ容量のデカフェコーヒーでもカフェイン含有量が異なることがあります。ブランドのウェブページによれば、
- スターバックスのデカフェアメリカーノ/トールサイズ（355mL）のカフェイン含有量は10mg
- ドトールのカフェインレスコーヒー/Mサイズ（200mL）のカフェイン含有量は7.2mgなので、355ml の場合12.78mg のカフェインが含まれていることになります。
デカフェコーヒーの作り方
デカフェコーヒーを作る際は、分離工程を経ます。 デカフェコーヒーが高価なのはこのためです。カフェインを分離する方法はいくつかあります。
- 水を利用する方法（スイスウォータープロセス）
- 溶剤を利用する方法（メチレンクロライド、エチルアセテート）
- 二酸化炭素を利用する方法
中でも最も代表的な方法は、水を利用する方法です。コーヒー豆を水に浸してカフェインを抽出し、抽出した水からカフェインを活性炭で分離し、再び水とコーヒー豆を乾燥させる技術です。
カフェインの一日摂取推奨量
世界保健機関（WHO）は、 一日のカフェイン摂取量が 300ミリグラムを超える妊婦に対しては、流産や新生児の低体重リスクを低減するために、妊娠中はカフェイン摂取量を制限するように注意喚起しています。 また、カナダ保健省では、 健康な成人は一日に400ミリグラム未満 を推奨しています。カフェインは利尿作用があり、カルシウムを体外に排出させるため、次のような人も避けた方が良いです。
- 骨が弱い人やカルシウム摂取が不足している場合
- 胃潰瘍の患者
- カフェインの覚醒効果が高く不眠症になる場合
オンラインで診察をうけよう
忙しい日常の中、病院にいく時間がないあなたに。オンライン診療アプリ 「ドクターナウ」 で検索。専門の医療スタッフがいつでも皆さんを待っています。
「医療をスマートにドクターナウ」