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急に来る腹痛、位置によって違う腹痛の原因を解説します。

腹痛の原因や症状まで詳しく解説します

2024-07-16

急に来る腹痛、位置によって違う腹痛の原因を解説します。

腹痛の原因は何ですか?

一般的に、腹痛の原因は胃炎、急性虫垂炎、胆石、胆のう炎、膵炎などに限られますが、女性の場合は月経困難症、子宮筋腫、子宮外妊娠、卵巣疾患などが原因であることがあります。また、急性腹膜炎、急性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの疾患も腹部全体の痛みを引き起こすことがあります。

痛みを感じる位置と症状によって、以下のように詳細に分けることができます。

腹痛の位置

腹痛の位置

  • 右上腹部痛:胃炎、胆のう炎、消化不良
  • 左上腹部痛:膵炎、胃炎、十二指腸潰瘍、胃潰瘍
  • 右下腹部痛:虫垂炎(急性虫垂炎、盲腸炎)、大腸がん、女性疾患(子宮筋腫、卵巣疾患、子宮外妊娠、骨盤疾患)
  • 左下腹部痛:過敏性腸症候群、憩室炎、女性疾患
  • 腹部全体の痛み:急性腹膜炎、急性大腸炎、潰瘍性大腸炎、腸閉塞
  • 脇腹の痛み:腎盂腎炎、尿路結石、椎間板ヘルニア、虫垂炎(右脇腹)
  • へその周りの痛み:ヘルニア、小腸炎、虫垂炎、卵巣腫瘍

腹痛の様子

  • みぞおちを叩くような痛み、みぞおちから肋骨の痛み、吐き気、嘔吐:胃けいれん
  • 下痢と便秘の繰り返し、腹部不快感、残便感、腹痛、消化不良、粘液質の便、頻繁なげっぷとおなら:過敏性腸症候群
  • 下腹部の不快感、腹部圧迫感、消化不良、腹部膨満、腹痛、月経不順、不正出血:卵巣嚢腫

社会人が多く経験する腹痛の種類

腹痛 過敏性腸症候群

過敏性腸症候群

特に異常がないにもかかわらず、頻繁にお腹が痛くなり、下痢をする腹痛の症状は過敏性腸症候群です。主にストレスを多く受ける社会人がかかりやすい疾患です。持続する腹痛とともにお腹にガスがたまりやすく、激しい下痢と便秘に悩まされる過敏性腸症候群の患者が非常に多いです。

心臓が弱い人がストレスを受けたり緊張すると、心臓が収縮して大腸に必要な血液をスムーズに供給できず、過敏性腸症候群が現れることがあります。また、暴飲暴食や夜食などの間違った食生活でも引き起こすことがあります。

規則正しい食生活と軽い運動を併せて行うことで、ストレス解消管理に役立ち、過敏性腸症候群を治療することができますが、生活療法だけでは改善されない場合は、必ず内科を訪れて積極的な治療を受ける必要があります。

尿路結石

腹痛 尿路結石 男性が女性よりも2〜3倍多くかかる尿路結石。尿路結石は尿管結石を含め、腎臓結石、膀胱結石、尿道結石など尿路系に発生する結石を総称して呼ぶ病気です。尿路系に尿石ができると尿の流れに障害が生じ、激しい痛みが発生します。

尿路結石ができる最大の原因は水分摂取の減少です。水分摂取が減ると結石を形成する結晶が尿に長く留まり、互いに結びついて結石を形成するからです。突然の激しい腰や側腹部の痛みがある場合は尿路結石を疑うことができます。

尿路結石は50%以上の患者が再発するため、1日に1.5リットル以上の水分を摂取することや、低塩分の食生活が必要です。また、症状の疑いがあれば速やかに泌尿器科を訪れるべきです。

胃炎

腹痛 胃炎 飲み会が多い社会人は胃炎に悩むことが多いですよね。胃炎は胃粘膜に炎症細胞の浸潤がある状態を意味します。症状の持続期間によって急性と慢性に分けられますが、急性胃炎はみぞおち部分の痛み、腹部不快感及び吐き気感、胃もたれなどが突然発生するのが特徴です。

慢性胃炎は症状がない場合が多いですが、剣突部の重苦しさ、腹部膨満感、食事中の早期満腹感、胃もたれ、消化不良などの症状が慢性的に発生することがあります。胃炎は過度の飲酒、暴食、喫煙、ストレス、刺激的な食物を好む食生活によって現れる疾患なので、平素の食生活の改善が非常に重要です。

今回は腹痛について詳しく解説しました。もし腹痛がひどいなら

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