解熱剤を飲んでも子供の熱が下がらない。高熱になると痙攣が起こる可能性があると聞くと、とても心配になりますよね。熱性痙攣の原因と症状、慌てずに対処する方法や注意点を解説します。
赤ちゃんの熱性痙攣とは?
熱性痙攣とは、
生後6ヶ月から5歳までの子供が高熱とともに全身に痙攣が発生すること
を指します。乳幼児は体温を調節する機能や脳の発達が未熟なため、熱が上がると脳が興奮し、筋肉に伝わって全身に痙攣症状が現れることがあります。
熱性痙攣の原因は何ですか?
熱性痙攣の主な原因は
高熱
です。
扁桃炎、中耳炎、咽頭炎、風邪ウイルス、尿路感染症
が主な原因として知られています。女の子より男の子に発生頻度が高く、18~22ヶ月に最も多く発生します。ほとんどの場合、
5歳以降には熱性痙攣があまり発生しない
と言われています。遺伝的傾向もあり、家族に病歴がある場合、熱性痙攣の発生確率が3~4倍高くなります。
赤ちゃんの熱性痙攣の症状は?
- 1, 38度以上の高熱と悪寒の症状が現れます
- 2, 体が硬直し、全身や手足が震えたり、痙攣を起こします
- 3, 目が一方向に向いたり、唇や顔色が青白くなります
- 4, よだれを垂らしたり、意識を失うことがあります
- 5, 熱性痙攣が終わるとぐったりすることがあります
子供に熱性痙攣が現れたときの対処法を教えてください。
子供が突然痙攣を起こすと驚くのは当然ですが、幸いなことに子供の痙攣はほとんどの場合危険ではなく、すぐに治まります。落ち着いて対応してください。
- 1, 子供を床に寝かせ、窒息を防ぐために頭を横に向けてください。
- 2, 痙攣中に子供がぶつからないように周囲の危険な物を片付けてください。
- 3, 衣服を脱がせたり、緩めたりして呼吸しやすくしてください。口の中に異物がある場合は取り除いてください。舌を噛む危険がある場合はタオルをくわえさせても構いません。
- 4, 痙攣の様子や時間、症状をよく観察し、記録するか、映像で記録すると医師との診療時に診断に役立ちます。
子供に熱性痙攣が現れたときの注意点はありますか?
熱があるからといって、痙攣中や意識がない子供に解熱剤や水を飲ませるのは非常に危険です。
水は痙攣が完全に終わった後に与え、無理に人工呼吸をしないことが重要です。また、
痙攣を止めようとして体を強く押さえつけず、そのままにして観察しましょう。
子供の熱性痙攣の症状は通常5分以内に終わります。しかし、
15分以上続く場合や1日に2回以上熱性痙攣が発生する場合は、すぐに救急病院を受診してください。
子供に起こりうる熱性痙攣の原因、症状、対処方法、注意点について説明しました。子供はいつ突然熱が上がるかわからないため、これらの内容を事前に把握して冷静に対応してください。親の冷静な対応が何よりも重要です。
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