皮膚描記症についてご存じですか?
手の甲や腕に爪で文字を書くと、そのまま赤く腫れ上がる症状は「皮膚描記症」と呼ばれる蕁麻疹の一種です。皮膚描記症の原因は何なのか、完治は可能なのかについてわかりやすくお伝えします。
皮膚描記症とは何ですか?
皮膚描記症は蕁麻疹の一種で、物理的な原因による蕁麻疹に分類されます。
皮膚に刺激を与えるとそのまま腫れ上がる現象が特徴
です。
皮膚描記症が重度になると、皮膚に絵を描けるほどになるため「皮膚絵画症」とも呼ばれます。
強い刺激を与えなくても、弱い刺激で全身の皮膚どこでも発生することがあり、かゆくて掻くとさらに重い蕁麻疹の症状が現れることがあります。
皮膚描記症の症状は?
皮膚描記症は乾燥した秋や冬に主に発生する蕁麻疹です。
爪でかゆい皮膚を掻くと、掻いた跡がそのまま赤く腫れ上がり、皮膚に刻まれる症状
が現れます。この症状はほとんどが数分後に治まるのが特徴です。
皮膚描記症の原因は?
皮膚描記症の原因はまだ正確には明らかにされていません。しかし、
甲状腺疾患や糖尿病、感染症などの全身疾患や妊娠、更年期、薬物、ストレス
などによって悪化するという報告があります。
したがって、
ストレスがひどい時や疲れている時、アレルギーやアトピー
があると皮膚描記症がより重く現れることがあります。
皮膚描記症の治療は?
皮膚描記症を治療する根本的な方法はなく、ほとんどが症状をコントロールする目的で治療されます。
他の蕁麻疹と同様に抗ヒスタミン薬の服用によって治療されますが、皮膚描記症の発生頻度や程度に応じて投与量を調整することができます。もし症状が重い場合は、複数の抗ヒスタミン薬を併用することもあります。
皮膚描記症の症状緩和のための予防策はありますか?
皮膚描記症の完全な予防は難しいですが、一般的なアレルギーや蕁麻疹の発生や悪化を引き起こす食品の摂取を控えることが助けになることがあります。例えば、
小麦粉が多く含まれたパンやお菓子、揚げ物や油が多く含まれた食品、ハムやソーセージ類、豚バラ肉やチキン、過度に辛い・甘い・塩辛い食品、カフェインが多く含まれた飲料
などを避けることが重要です。
また、皮膚に圧力がかかる状況をなるべく避けましょう。締め付ける衣服や下着、過激な運動などの誘発要因を避けることが必要です。
過労やストレスも描記症を引き起こす原因となるので、できるだけストレスを避けるようにしてください。皮膚を熱くする日光浴やサウナ、入浴なども避けましょう。
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