甲状腺機能低下症に良い食べ物
甲状腺機能低下症は自己免疫疾患の一種で、「橋本病」によって甲状腺ホルモンの生産が減少することで発症します。このように
甲状腺ホルモンの不足
が主な原因であるため、甲状腺ホルモンを補う治療を受けると症状は改善されます。ただし、ほとんどの甲状腺機能低下症は一度発症すると永続的になることが多く、生涯にわたって甲状腺ホルモン剤を服用しなければならないことがあります。
甲状腺機能低下症は
体重増加、便秘、血中コレステロールの上昇、鉄欠乏性貧血
などの症状を伴うため、バランスの取れた食生活が非常に重要です。特に、
「セレン」は甲状腺機能が低下した人に不足しがちなチロキシンの合成を促進し、甲状腺細胞が破壊されるのを防ぐ役割
があるため、セレンが豊富な食べ物を摂取することが推奨されます。
セレンが豊富な食べ物には
ナッツ類、卵、ツナ、イワシ
などがあります。また、タンパク質は新陳代謝を活発にするのに役立つため、
質の良いタンパク質を毎食摂ることも助けになります。
その他に、野菜、果物、豆類なども甲状腺機能低下症に役立つ食べ物です。
甲状腺機能低下症に良くない食べ物
ヨウ素は甲状腺ホルモンの主要成分であり、体内の約80%が甲状腺に存在しています。
甲状腺ホルモンのためにヨウ素を多く摂取することが良いと考えがちですが、甲状腺機能低下症がある場合、ヨウ素が豊富な海藻類(海苔、わかめ、昆布など)を追加で摂取する必要はありません。
むしろ、ヨウ素の多量摂取は甲状腺機能に問題を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
ヨウ素を過剰に摂取すると、甲状腺が甲状腺ホルモンを生成・分泌する機能を低下させることがあります。
ヨウ素が不足したり、過剰に摂取することは甲状腺機能に良くない影響を与えるため、一般的な食事の範囲内で摂取することをおすすめします。
また、甲状腺機能低下症がある場合、体重が増えやすく、むくみやすい症状が現れるため、カロリー摂取を調整することが必要です。できるだけ
白ご飯を玄米や雑穀米に置き換え、タンパク質は脂肪の多い赤身の肉より豆類や魚で摂取しましょう。インスタント食品、ファーストフードなどの栄養価が低く高カロリーな食品は控えるべきです。
血中コレステロールが上昇している場合、
肉や魚の内臓、イカ、ドジョウ、ウナギ、卵の黄身などコレステロール含有量が高い食品は週1回程度に減らしましょう。
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