Q. 糖尿病のときの食事管理方法は?
糖尿病で薬を飲んでいます。糖尿病のときの食事管理はどうすれば良いですか?
A. 糖尿病食事療法の基本原則をお教えします。
糖尿病患者の食事療法は、単に特定の食べ物を減らしたり制限することではなく、健康的な食事を計画し実践することが重要です。基本的な原則を以下に示します。
1. 一定の時間に適量の食事を規則正しく摂る
適切なカロリー摂取と規則正しい食事は、血糖値のコントロールに役立ちます。
2. 砂糖や蜂蜜などの単純糖類の摂取に注意する
単純糖類は濃縮されたカロリー源であり、消化吸収が早いため急激な血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。
3. 食物繊維を十分に摂取する
食物繊維は糖の吸収を遅らせ、少量でも満腹感を与えるため、血糖値のコントロールに効果的です。野菜や海藻に多く含まれているので、食事の際に十分に摂取することが望ましいです。
4. 飽和脂肪酸とコレステロールの摂取を制限する
豚バラ肉、カルビ、鶏皮、バターなどの食品の代わりに、不飽和脂肪が多く含まれる植物油(ナッツ類、えごま油など)や青魚を摂るようにしましょう。植物油でも過剰摂取するとカロリーが高くなるので注意が必要です。調理法としては焼き物や蒸し物をお勧めします。
5. 塩分の摂取を減らす
塩分が多く含まれるスープ類、塩漬け食品、加工食品の摂取を減らします。調理の際には、塩分は控えめにして香りで味付けをする香辛料(ニンニク、ネギ、ごま油、コショウ、唐辛子など)を積極的に活用しましょう。
6. 穀物を食べる際には「GI値」を確認する
穀物類は糖質が多く、血糖値を急激に上げる可能性があります。このときは、GI値(食品の血糖値上昇程度を比較した値)が低い食品を優先的に選ぶのが良いです。白米よりもオーツや玄米などの雑穀米を、白いパンよりも全粒粉のパンを選ぶことをお勧めします。
7. 果物や乳製品の摂取を減らす
果物や乳製品には糖質が含まれているため、過剰摂取には注意が必要です。果物を食べる場合は、血糖値がピークになる食後1~2時間を避け、食後2~3時間経ってから摂取するようにしましょう。
8. アルコールは避ける
アルコールは栄養素を含まず、カロリーだけを多く摂ることになるため、避けるべきです。
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