ニキビ跡に悩む方々へ
ニキビでストレスを感じている方々をさらに苦しめるのが、
「ニキビ跡」
です。目立つニキビ跡に悩んでしまいますよね。今回はニキビ跡の原因や治療法、よく寄せられる質問についてまとめました。
ニキビ跡の原因は何ですか?
ニキビは毛穴に皮脂が溜まり炎症を引き起こすもので、初期段階では皮脂がたまるだけで炎症が伴わないため、比較的治療が容易で跡も残りません。しかし、
炎症が伴うとニキビが膿んで破裂する過程で、赤い跡や色素沈着を伴う’初期’のニキビ跡になります。
この時、すぐに治療しなかったり、放置すると、ニキビ跡が「成熟期」に入り、皮膚に構造変化が生じて跡が残ってしまいます。
ニキビ跡と萎縮性瘢痕(クレーター)の違いは何ですか?
ニキビ跡
は、ニキビがあった場所に炎症が回復する過程で紅斑や色素沈着が起こる状態で、初期は赤く、その後時間が経つと茶色になり、数ヶ月で徐々に薄くなっていきます。
一方で、
クレーター
は、ニキビができた場所の皮膚繊維組織が正常に形成されなかったり、過剰に形成されたりして皮膚が陥没したり、突き出たりする状態です。
ニキビ跡は時間と共に自然治癒することがありますが、クレーター*は一度できると自然には改善しません。
クレーターの種類は?
代表的な
クレーターの種類は以下の通りです。
1. アイスピック型の傷跡
最も一般的な形は、アイスピックが深く刺さったような傷跡です。小さな丸い傷跡で正しい方法でニキビを取り除けなかった場合や、まだ排出されていない炎症副産物が皮膚毛穴内に残った状態で治ることで生じます。主に鼻や眉間、両頬にできやすくなっています。
2. ボックスカー型の傷跡
ボックスカー型は、角が直角でアイスピック型より少し大きめの、平らな傷跡です。繰り返しニキビができることで皮膚再生組織が形成されにくく、出来てしまった傷跡で、水痘跡に似た形で現れます。主に頬骨や頬にできやすいです。
3. ローリング型の傷跡
ローリング型跡は、沈んだ表面が緩やかな形で、ニキビで化膿が広がるとその部分全体が沈んだような跡を残します。主に頬の端や顎ラインにできやすく、クレーターの中では治療効果が比較的早く現れます。
クレーターの治療法は?
クレーターは時間が経つと薄くなるニキビ跡とは異なり、治療しなければ消えません。
ニキビや水痘などの跡は簡単には再生されません。これは皮膚表皮層と真皮層が癒着した状態で硬化し、真皮の再生が表皮まで届かないためです。そのため、跡を効果的に再生させるためには、まず皮膚層間の癒着を治療し、その後真皮の再生を誘導する必要があります。主に皮膚科のレーザー施術などを通じて治療を進め、各皮膚状態や跡の種類に応じた治療法を併用することが重要です。
『クレーター/ニキビ跡』に関する無料相談の質問と回答
Q. クレーターが多く、顔がよく赤くなるのですが、どう管理すればいいですか?
A.
クレーターに関してはMTSやニードルRF治療、PDRN(サーモン注射)、エルビウムヤグレーザーなど様々な処置と再生治療が可能です。
また、顔が赤くなる場合、酒さのような原因疾患があれば、症状を改善する処方薬や外用薬を試してみるのも良いでしょう。紅斑には血管レーザー治療などが効果的です。顔が赤くなる原因はアレルギーの場合もあり得るので、アレルギー検査後にそれに応じた対応をしながら一つ一つ解決していく必要があります。
Q. ニキビが治った後でもディフェリン軟膏は役立ちますか?
A.
ディフェリン軟膏は面皰、丘疹、膿疱が現れるニキビの局所治療剤として使用されますが、使用時に肌が乾燥したり刺激を感じる可能性があるため、ニキビ症状がない場合は使用を止めましょう。
皮膚タイプに合わない軟膏の使用や過剰使用は副作用を引き起こし、肌状態を悪化させる可能性があるため、専門医の診察を通じて適切に軟膏を使用することが望ましいです。
Q. ニキビ治療用のクリームや軟膏は日焼け止めを塗る前に塗るべきですか?後に塗るべきですか?
A.
薬が肌に直接吸収されると効果が高まるので、日焼け止めを塗る前に使用しましょう。
正確な服薬相談は薬を処方した医師や薬剤師に受けることをお勧めします。
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