Q. ピラティスはダイエット効果ありますか?
様々な年齢層で人気のあるピラティス。特に運動に関心のある女性なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ピラティスが健康に良いことは広く知られていますが、果たしてダイエットに効果的な運動なのか疑問に思う人も多くいます。ピラティスとダイエットの関係について、整形外科専門医の回答をまとめてきました。
ピラティスとは?
ピラティスは1920年、
ドイツのスポーツ研究者ジョセフ・ピラティスが「筋力、コアの安定性、柔軟性、筋肉のコントロール、姿勢と呼吸」に焦点を当てて考案した心身運動
です。
ピラティスの種類は、マットピラティスとスプリングを使用して抵抗を調整できる器具ピラティス、およびバレル器具ピラティスなどに大別されます。最近では、さらに多様な器具や小道具を使用して運動の範囲が拡大されています。決まったパターンに従うクラシックピラティスと、個々の問題点を把握し、それに合わせた運動法を用いて安全性と運動効果を得るためのモダンピラティスに分けることもあります。
ピラティスはダイエットに効果ありますか?
ピラティスはダイエットに効果がある運動です。
体重を減らしたい人の共通的な特徴は「身体活動の不足」です。世界的に成人の31%しか十分な身体活動を行っていないとされており、
世界保健機関(WHO)は適切な有酸素運動と抵抗運動を並行することが重要だと強調しています。
成人には「中強度の有酸素運動を週2時間30分以上、または高強度の有酸素運動を週1時間15分以上」行い、「筋力トレーニングを週2回以上」行うことが推奨されています。
また、精神的健康もダイエットにおいて重要な要素として常に言及されています。
ピラティスを行う人々は主に姿勢矯正や柔軟性向上に関心があるか、リハビリを目的としています。そのため、ピラティスが筋力トレーニングではないと考えるかもしれませんが、
ピラティスは筋肉を疲れさせずに戦略的に何度も繰り返す、かなり強度のある筋力トレーニング
です。
ある研究によると、週3回、1時間程度のややきつい強度のピラティス全身トレーニングを行った場合、代謝健康(血糖コントロール能力の改善、血中脂肪の減少、体脂肪の減少など)、精神健康(抑うつ感、不安の減少、生活の質の向上など)および心血管と筋骨格健康の改善が見られると言います。他の研究をまとめて分析した結果、
ピラティスはダイエットの観点から体重、BMI、体脂肪およびウエストサイズにおいて有意な改善が見られました。
平均的に
このような効果を得るためには、週3回、1セッション60分のピラティスを行う必要があります。
しかし、ピラティス単独ではダイエット効果を最大化するのは難しいため、最低限の
有酸素運動を併用
しましょう。また、体脂肪量に大きな影響を与えることはできないため、筋肉量を増やして引き締まった体型を作りたい場合は、重量を使った運動を併用する必要があります。
したがって、有酸素運動と併用する筋力トレーニングの一種としてピラティスはダイエットに効果があると言えます。相対的に安全にコア筋力と柔軟性を同時に向上させ、多様な器具を使用して飽きずに運動できる点でピラティスをダイエット運動として強くおすすめします。
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