サクセンダとウゴービの違い
注射型の肥満治療薬として開発されたサクセンダ（Saxenda）とウゴービ（Wegovy）は、どちらもデンマークの製薬会社ノボノルディスクによって開発された医薬品です。サクセンダとウゴービは、主成分が異なる薬です。サクセンダの主成分は「リラグルチド」であり、ウゴービの主成分は「セマグルチド」です。 これらの成分は、食欲を調整する体内ホルモンであるGLP-1と類似した役割を果たすため、サクセンダとウゴービのどちらも食欲を抑える効果があり、体重減少効果があります。
サクセンダとウゴービの違いは、投与回数と薬効にあります。サクセンダは毎日1回注射する薬で、ウゴービは1週間に1回投与するという違いがあります。 ウゴービは週1回の投与で済むため、注射に対する恐怖感がある方や、毎日投与するのが難しい方にはより適していると考えられます。
サクセンダとウゴービの薬効の違いについて見ると、ノボノルディスク社のウェゴビーの臨床試験の結果によると、ウゴービは68週間投与した際に平均15%の体重減少効果 が見られたとされています。これに対して、既に発売されている肥満治療薬である サクセンダは56週間投与した際に平均8%の体重減少効果 が報告されています。
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