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[1分FAQ] 甲状腺がんの初期症状と診断方法が気になります。

甲状腺がんの診断のためにどのような検査を受ける必要がありますか?

2024-08-26

[1分FAQ] 甲状腺がんの初期症状と診断方法が気になります。

Q. 甲状腺がんの初期症状が気になります。

食べ物や水を飲み込むときに喉が痛く、声もおかしくなった気がします。首にしこりのようなものも感じられます。甲状腺がんの初期症状ではないかと思うのですが、甲状腺がんの初期症状と、どのような検査を受けるべきか教えてください。

甲状腺がんの症状

A. 甲状腺がんの初期症状と検査方法についてお知らせします。

甲状腺がんは、ほとんどの場合、何の症状も現れません。 甲状腺がんは通常、自分や他人、または健康診断で医師によって偶然に発見される、痛みのない首のしこりとして見つかります。首の前側に結節(しこり)がある場合、甲状腺がんかどうかを検査しますが、次のような場合には甲状腺がんの可能性が非常に高いと言えます。

  • 結節が大きい、または最近急に大きくなった場合
  • 結節が大きくなり、気道や食道を圧迫して呼吸困難や飲み込みづらい症状がある場合
  • 甲状腺にしこりがあり、声に変化がある場合
  • 結節が周囲の組織に固着していて、動きが悪い場合
  • 結節が非常に硬く感じられる場合
  • 結節と同じ側のリンパ節が触れる場合
  • 家族に甲状腺がん患者がいて、甲状腺に結節が感じられる場合
  • 年齢が20歳以下または60歳以上の場合

甲状腺がんの診断方法は?

甲状腺がんが疑われる場合、問診や身体検査、胸部X線写真、血液検査(サイログロブリン)、放射性同位元素ヨウ素全身スキャン、超音波検査などが行われます。 甲状腺がんは細胞検査で確定診断され、細胞検査では、細い注射針を甲状腺に挿入して細胞を吸引するか、組織検査用の太い針で甲状腺細胞を採取して病理検査を行います。

甲状腺がんの種類によって予後は異なりますが、甲状腺がんの80~90%を占める乳頭状甲状腺がんの場合、治療がよく進み、完治率も高いとされています。 ただし、がんであるため、再発や他の臓器への転移の可能性があります。特に肺や骨など全身の各臓器にがんが広がった場合、首に限局している場合よりも予後が良くないとされています。したがって、甲状腺がんを予防する最良の方法は、定期的な検診を通じて早期にがんを発見することです。

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