Q. コーヒーを飲まないと日常生活が不可能です。カフェイン中毒でしょうか？
会社員ですが、平日にコーヒー2杯は当たり前で、多い時には3〜4杯も飲むことがよくあります。週末にはできるだけ飲まないようにしていますが、飲まないととても疲れてしまい、結局1〜2杯以上は飲んでしまいます。コーヒーを飲まないと頭が痛くなり、日常生活が難しいのですが、これはカフェイン中毒なのでしょうか？
A. 一日にカフェインを250mg以上摂取するとカフェイン中毒の高リスク群に分類されます。
カフェインの摂取期間が長くなるほど、中毒症状はより顕著に現れるようになります。一般的に一日にカフェインを250mg以上摂取すると、カフェイン中毒の高リスク群とみなされます。一般のコーヒー1（150ML）には通常90mgほどのカフェインが含まれています。
したがって、一日にコーヒーを3杯以上毎日飲む場合、カフェイン中毒になる可能性が高いです。 カフェイン中毒の主な症状と自己診断方法について解説していきます。
カフェイン中毒の主な症状
カフェイン中毒の一般的な症状には、 神経過敏、不眠症、頭痛、感覚過敏 などがあります。カフェインを摂取する人のうち50〜75%にカフェイン離脱症状が現れるとされており、最も一般的な症状には 頭痛、疲労、不安、軽度の抑うつ などがあります。
カフェイン中毒の自己診断テスト
アメリカ精神医学会によると、身体的、精神的な疾患がなく、最近まで一日にカフェインを250mg以上（コーヒー1杯あたりカフェイン含有量90mg）摂取しており、以下の症状のうち5つ以上に該当する場合、カフェイン中毒を疑うことができるとされています。
- コーヒーを飲まないと落ち着かず、そわそわする
- 普段から不眠症がある
- 神経質で敏感である
- 簡単に興奮する
- 頻繁にトイレに行き、尿量が多い
- 気分の変動が激しい
- 注意が散漫である
- 心拍数が速くなる、または不規則である
- 筋肉のけいれんがある
- 静かな状態でいられず、いつも落ち着きがない
- コーヒーを飲まないと頭痛がする
カフェイン中毒や離脱症状から抜け出したい場合は、突然コーヒーをやめるのではなく、徐々に減らしていくことが効果的な方法です。1〜2週間かけてカフェイン摂取量を徐々に減らし、その過程でデカフェの飲み物を活用 してみてください。カフェインの過剰摂取は心拍数を不規則にし、胃痛や胃潰瘍の原因となることがあるため、適量の摂取を心がけてください。
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