髪を結びたいけれど、首の後ろに広がるニキビのせいで仕方なく髪を下ろしたことありませんか?髪が短い場合はなおさら首の後ろのニキビが気になりますよね。今回はそんなお悩みを解決するために、首の後ろのニキビの原因とその管理方法についてまとめてきました!
首の後ろのニキビはなぜできるのでしょうか?
首の後ろだけに広がるニキビは一般的なニキビではなく、『毛嚢炎』の可能性が高いです。 毛嚢炎は毛を包んで栄養を供給する袋である『毛嚢』が細菌に感染して炎症が生じる皮膚疾患です。
このような毛嚢炎が現れる原因は様々ですが、首の後ろに毛嚢炎が発生した場合、シャンプーやリンスなどの物理的・化学的刺激と細菌感染が主な原因 だと言われています。
首の後ろのニキビの原因
- 清潔に洗っていない髪が首に触れる
- ヘルメットや帽子など圧力をかける衣類、スポーツ用品による摩擦
- 首を十分に洗わない
- 運動や汗をかいた後に首をきちんと拭かない
- ネックレスやその他のアクセサリーによる炎症
- 汚れた服が首に触れる
- ストレスを多く感じていたり、睡眠不足で皮膚の免疫力が低下している
一般的に首の後ろのニキビは毛嚢炎の可能性が高いですが、頭皮にもニキビがある場合は『脂漏性皮膚炎』の可能性があります。 脂漏性皮膚炎は赤い紅斑とともに角質が現れる疾患です。
もし、マフラーやタートルネックを着たとき特にかゆみを感じ、ニキビのような赤い症状が現れたら『瘢痕性ニキビ』を疑ってみることができます。 瘢痕性ニキビは一般のニキビとは異なり、固く、しこりが感じられ、潰したときに皮脂を確認できますが、赤く浮き上がった傷の周辺に広い範囲で瘢痕が残るという特徴があります。
首の後ろのニキビまたは毛嚢炎の管理方法
首の後ろのニキビ(毛嚢炎)の症状がひどい場合、自分で管理するよりも皮膚科や病院に訪れ治療を受けたほうが早く改善が見られます。できるだけ手で触らず、病院に訪れて早期に膿を除去するなど適切な治療を受けると瘢痕を残さずに治療することができます。
1) 髪は夜に洗う
外出後、髪と頭皮に多くの異物が残っている可能性があるため、髪はできるだけ寝る前に洗いましょう。また、シャンプーやリンスはできるだけ洗い残しがないようしっかり流しましょう。 髪を乾かすときは、熱すぎない風で乾かすようにしてください。
2) 手で触らない
ニキビを手で触ったり引っ掻いたりする行動は必ず避けてください。 特に清潔に洗っていない手でニキビの皮膚を触ると症状がさらに悪化する可能性があります。
3) 皮膚の免疫力を向上させるために、健康な生活を心がけましょう
首の後ろのニキビや毛嚢炎の症状を和らげるためには皮膚の免疫力を高めることが重要になります。普段から規則正しい生活をし、十分な睡眠をとり、ストレスを溜めないようにしましょう。
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