Q. 漆アレルギーは遺伝ですか?原因が知りたいです。
漆塗りの体験に行った際、夫が漆アレルギーを持っていたようで、皮膚に小さな発疹がでました。かゆみがひどい様子でとても心配です。漆アレルギーは遺伝なのでしょうか?それとも、何が原因で生じるのでしょうか?
A. 漆の抗原に敏感な人に漆アレルギーが発生します。
簡単に言えば、漆アレルギーの原因は個々の体質の違いによるものです。 漆とは、ウルシ科の植物から出る樹液のことを指します。漆はフェノール系の抗原を持っており、他の植物よりも皮膚炎を引き起こしやすい植物です。漆がすべての人に接触皮膚炎を引き起こすわけではなく、漆の抗原に敏感な人にのみ接触皮膚炎が発生します。
人によって異なりますが、漆の樹液が皮膚に触れたりすると漆アレルギーが現れることがあります。一度漆に敏感になった人が再び漆に接触すると、アレルギー性接触皮膚炎が発生する可能性があるので注意が必要です。
漆アレルギーの治療法は?
漆の木に触れたらすぐに皮膚をきれいな水で洗い流すことが大切です。 かゆいからといって手でこすったり唾液を塗ったりせず、こまめに石鹸で清潔に洗うことが助けになります。皮膚炎が発生した部位が非常にかゆい場合は、氷や冷水を利用して鎮めることができます。病院で診察を受けた場合、抗ヒスタミン剤を処方されることがあり、細菌感染によって膿ができた場合は抗生物質を使って治療します。
漆アレルギーの注意事項
- 漆に敏感な人は、漆の木との接触に注意しましょう。
- 漆アレルギーで接触性皮膚炎が発生した場合、激しくこすったり引っ掻くと二次感染が起こる可能性があるため、こすらないように注意し、流水で洗い流しましょう。
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