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歯がしみる原因やケアと予防法について

「歯がしみます..」歯がしみる原因を徹底解説

2024-07-19

歯がしみる原因やケアと予防法について

歯がしみる原因は4つに分類できます。

歯がしみる理由はさまざまです。

歯頸部摩耗症

歯と歯茎の境目の部分を歯頸部と言いますが、この部分がすり減ったり削れたりして刺激が加わると歯がしみる症状を「歯頸部摩耗症」といいます。歯頸部摩耗症は、強い力で左右に磨く間違った歯磨きの習慣によって発生します。歯を横に磨くと歯の側面が刺激され、歯を覆っている歯頸部がすり減ってしまうためです。また、睡眠中の歯ぎしりや普段から口をしっかり閉じて歯に力を入れる習慣も歯頸部摩耗症を引き起こします。

歯周疾患

歯周疾患がある場合、歯茎が下がったり退縮することがあります。歯周疾患は一般に「歯槽膿漏」とも呼ばれ、歯茎だけに炎症が限局した歯肉炎と、炎症が歯茎や歯の骨周囲にまで進行した歯周炎を含む病気です。歯周疾患も間違った歯磨きによって発生しやすく、特に歯石がたまることで細菌の膜が形成されやすい環境から発症します。

補綴物や虫歯治療の過程

補綴物や虫歯治療の過程でも一時的に歯がしみる症状が現れることがあります。これは治療がうまくいかなかったわけではなく、歯が補綴物に適応するのに時間がかかるためです。通常、2〜3日程度で症状は徐々に消えますが、痛みが1週間以上続き日常生活に支障をきたす場合は、早めに病院を訪れることをお勧めします。

虫歯

虫歯が進行している場合も歯がしみることがあります。初期には特に痛みがなく、進行がある程度進んだ場合に症状が現れます。虫歯が進行し、歯髄(神経)に近い場所まで虫歯菌が広がると歯がしみるようになります。このような場合は絶対に放置せず、早急に歯科治療を受ける必要があります。初期の虫歯であればレジンやインレーなどの治療だけで十分に改善できますが、神経に問題がある場合は神経治療後にクラウンを被せる必要があります。自然歯を保存できない場合はインプラントを行うこともあります。

歯がしみないための予防方法

歯がしみる症状が出たときは、歯磨き習慣から見直してみてください。

1. 歯磨きは柔らかく回転させるように

歯磨きの際に力を入れて左右に磨く習慣は必ず避けてください。歯茎の骨は一度崩れると再生しないため、回復が非常に難しいです。上下の歯を歯ブラシで往復させながら、歯の表面と歯の間のプラークや異物を取り除く感覚で回転させるように柔らかく歯磨きをしてください。

2. 普段から口をしっかり閉じないようにする

普段から口をしっかり閉じたり、力を入れるときに奥歯を強く噛む習慣は歯頸部摩耗症の大きな要因です。常に口をしっかり閉じて生活している場合は、今からでも舌の位置を上顎や前の上の歯の裏側に置く習慣をつけてください。また、睡眠中の歯ぎしりを防ぐために、安全装置を装着したり、横向きに寝ることも歯ぎしり症状の緩和に役立ちます。

3. すぐに病院を訪れる

歯がしみる症状が現れたら、すぐに歯科医院を訪れてください。歯は自然に自己治癒する力がなく、一度損傷すると元に戻せません。必ず歯の健康に注意を払いましょう。

歯がしみる理由

歯がしみると、日常生活を正常に送るのが難しくなります。口で息を吸うだけでも歯がしみ、スープや飲み物を飲むときも顔をしかめるほど痛むため、食事を楽しむのが難しくなります。特に食べる楽しみを大切にしている方には大きなストレスとなるでしょう。そのため、歯がしみる症状が現れた場合は怖がらずに早めに病院を訪れてください。

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