Q. 野菜中心の食事をしているのにコレステロール値が高いのはなぜですか?
母が最近、血液検査で高脂血症と診断されました。処方された薬を服用し、食習慣や生活習慣を改善すれば良いと言われました。でも、母は普段から肉類をほとんど食べず、野菜、海藻類、果物を好んで食べています。デザートも少しだけしか食べないので、私から見ると問題のない食習慣に見えます。ここからどうやって食習慣を改善すればいいのか知りたいです。
A. コレステロールが上昇する原因は食事だけではないからです。
高脂肪食を長期間続けると、血液中のコレステロールが増加し、高コレステロール血症を引き起こします。しかし、コレステロールが上昇する原因は食事だけでなく、さまざまな要因が関与しています。
特に 遺伝的要因が複合的に作用している場合 が多く、その場合、食事を調整するだけではコレステロールを下げることが難しいです。また、糖尿病、甲状腺機能亢進症や低下症、慢性腎不全、閉塞性肝疾患などの他の疾患や、経口避妊薬、女性ホルモン剤、ステロイドホルモン剤などの薬物によってもコレステロール値が上昇することがあります。このような場合、原因を特定し、それに対する治療を行うことがコレステロール値の調整に重要です。
加えて、不適切な食習慣(高脂肪、高炭水化物食)や生活習慣(運動不足、喫煙)が伴うことが多いため、バランスの取れた食事と生活習慣を常に維持することが大切です。
高脂血症の食事療法の基本原則
- 標準体重を維持し、バランスの取れた食事を心がける
- 脂肪(特に飽和脂肪酸)の摂取を制限する
- コレステロールの摂取を制限しする
- 中性脂肪の摂取を制限しする
- 食物繊維が豊富な食事を心がる
- 過度な塩分摂取に注意する
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