Q. うつ病の初期症状にはどのようなものがありますか?
最近、特に疲れやすく、力が抜けて無気力な状態が続いています。YouTubeの動画を見ていたところ、無気力もうつ病の初期症状かもしれないという内容の動画が出てきました。もっと詳しいうつ病の初期症状について知りたいです。
A. うつ病の初期症状5つをご紹介します。
うつ病は単に気分が落ち込むだけだと思われがちですが、 何事にも興味を持ちにくく、無気力な気分が続くことも、代表的なうつ病の初期症状と考えられます。うつ病の初期症状をまとめると、次のようになります。
1. 慢性的な疲労と脱力感
常にやる気がなく、疲れを感じる場合、それはうつの兆候かもしれません。 うつ病と疲労は互いに症状を悪化させる関係にあります。2週間以上毎日、慢性的な疲労が続く場合は、うつ病の可能性を考えるべきです。また、疲労が蓄積すると、うつ病に対してさらに脆弱になることも念頭に置く必要があります。
2. 睡眠障害
睡眠障害はしばしばうつ病や躁病の兆候となり、時には原因ともなります。 うつ病患者の60〜90%は睡眠障害を訴え、慢性的な不眠症患者の25%以上にはうつ病が見られます。不眠症や睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害がある場合は、積極的な治療と検査を行うことが推奨されます。
3. 胸の痛み
息苦しく、刺すような胸の痛みがある場合、胃腸の問題や心臓病ではなく、心の病気が原因かもしれません。 ストレスが筋肉を過度に収縮させ、胸の痛みを引き起こすためです。突然、脈拍が速くなり、胸が刺すように痛み、息苦しさを感じる場合、不安、うつ、ストレスが原因である可能性があります。
4. 消化障害
脳と消化器系は密接に関連しているため、 ストレスや不安を感じると、まず腹痛や吐き気などの症状が現れることがあります。その他にも、消化不良や下痢、便秘などが伴うことがあります。
5. 頭痛
うつ病患者の場合、セロトニンなどの神経伝達物質の活性が低下し、通常よりも身体的な痛みを強く感じるため、 頻繁に片頭痛に悩まされる場合は、うつ病の可能性を疑うべきです。
もしこれらの症状が2週間以上続いている場合は、専門家に相談して助けを求めることをお勧めします。
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