ラミネートとは何ですか?
ラミネートは、審美目的で歯の外側(エナメル質)の表面を最小限に削り、セラミックの補綴物を接着する施術 のことを指します。一般的に、 歯の異常な色、形、大きさ、間隔、損傷 などを改善するために用いられる歯科治療法です。
ラミネートはどんな人におすすめですか?
ラミネートは主に美容目的で行われることが多いですが、永久に使用できるものではなく、副作用もあるため、慎重に施術を決定する必要があります。 また、口腔疾患がある場合、副作用のリスクを減らすために、治療を終えてからラミネート施術を検討するのが良いでしょう。
以下のような場合にラミネートをおすすめします。
- 一般の歯より小さい矮小歯があり、歯の間が開いている場合
- 歯が損傷している場合
- 歯の色が不均一であったり、歯が変色している場合
- 歯が少し歪んでいたり、少し突出している場合
ただし、歯の配列が非常に不規則であったり、非対称が著しい場合、中心線がずれている場合、歯が大きく突出している場合、歯周病がある場合 などにはラミネートの適用が難しいと言われています。したがって、歯科医院でしっかりと相談をした上でラミネートを考慮しましょう。
ラミネート施術後の注意事項は?
ラミネート施術では、歯に補綴物を装着し、接着剤を使いますが、接着剤が完全に硬化するには少なくとも3日以上の時間が必要です。この期間中は 硬い食べ物を噛んだりかじったりしないように注意し、アルコールは接着剤の硬化を妨げる可能性があるため、飲酒も避けましょう。
口腔衛生の管理
ラミネートを持続的に維持するためには、規則的な歯磨きと口腔衛生の管理 が必要です。柔らかい歯ブラシで歯磨きを行い、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して食べ物のかすが残らないように管理しましょう。
食べ物や飲み物の摂取に注意
歯の変色を引き起こす コーヒーやお茶、ワインを摂取した場合は、必ず口をすすぐようにしましょう また、ラミネートが破損する可能性があるイカや氷などの硬い食べ物は避けてください。
定期的な歯科検診
ラミネートは継続的な管理が必要な施術ですので、定期的な歯科検診で歯を健康に管理することが重要です。腐食や損傷がないか定期的にラミネートの状態をチェックしてください。
ラミネートは平均で10年間持続することが知られていますが、10年が過ぎると接着剤の寿命が尽き、ラミネートと歯の間に二次的な虫歯が発生する可能性があるため、10年に一度ラミネートを交換することが推奨されます。
ラミネートの副作用は?
ラミネートの代表的な副作用は 歯の削ることよる副作用 です。歯の削除は歯の神経を損傷する可能性があり、歯の神経が損傷されると歯がしみる症状が現れ、咀嚼機能にも問題が発生し、不快感を引き起こす可能性があります。さらに、神経治療を伴う場合もあります。
最近では歯を削ることによって発生する副作用を最小限に抑えるために、無削除ラミネートという技術もありますが、無削除ラミネートは歯列が整っており、突出がないなど条件が厳しい場合があります。
他の副作用としては、人工歯を装着した後もラミネートの破損や脱落などが起こる可能性があります。このように、**補綴物の寿命は永久的ではないため、再手術を行う際に追加の歯の削除が必要となる懸念もあります。**したがって、ラミネートは副作用も考慮して慎重に決定してください。
ラミネートは美容目的で選択する人が多いですが、それだけ管理が難しく、副作用のリスクもあるため、長期的な視点で判断する必要があります。歯科医院を選ぶ際も、施術経験が豊富でノウハウを持つ医師が多い場所を選ぶことをおすすめします。
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