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目の白目に水疱ができる『結膜浮腫』、結膜浮腫の症状や原因、対処法について

白目が腫れる場合、結膜浮腫を疑うべきです。結膜浮腫の症状と原因、対処法についてまとめました。

2024-08-05

目の白目に水疱ができる『結膜浮腫』、結膜浮腫の症状や原因、対処法について

目の周りの整形手術後、白目が水ぶくれのように膨れ上がる結膜浮腫で病院を訪れるケースが多くありますが、結膜浮腫とは何なのか、結膜浮腫の症状と緩和に役立つ管理法について詳しく説明します。

結膜浮腫とは何ですか?

結膜浮腫は、 眼球を覆う組織のうち、黒目の周りの白い部分である球結膜が膨れ上がる症状 を指します。結膜にはリンパ液と血液が循環する結膜血管とリンパ管があり、この部分に炎症が生じると、球結膜の下部に液体が溜まり水ぶくれのように膨れ上がります。ひどい場合には膨れ上がって黒目を覆うこともあり、目を開けるのが難しくなることもあります。

結膜浮腫の原因は何ですか?

結膜浮腫の原因 結膜浮腫の主な原因は アレルギー性結膜炎 です。私たちの目の血管とリンパ管が循環しながら必要な酸素を供給し、老廃物を処理します。この時、炎症によって結膜の血管壁が損傷すると、炎症反応で生じた液体が血管やリンパ管を通り抜け、白目の下部に溜まり結膜浮腫が発生することがあります。

また、目の周りの整形手術(目尻切開や下まぶた切開、目の下の脂肪再配置など)によって目の周りに浮腫が発生し、結膜浮腫が現れることもあります。浮腫は血液とリンパ液の循環を妨げ、炎症を引き起こす可能性があるためです。

結膜浮腫はどうやって治療しますか?

結膜浮腫の治療 結膜浮腫の原因となる疾患を見つけて治療を行います。アレルギー性結膜炎の場合、目をこすらず安静にすることで症状が次第に良くなり、抗アレルギー点眼薬で症状の緩和が期待できます。感染性結膜炎なら抗菌点眼薬を使用することができます。

時にはアレルギー性結膜炎による充血や浮腫がひどくなり、目を隠すために眼帯を使用することがありますが、これは二次感染を引き起こす可能性があるため必ず避けるべきです。

結膜浮腫は通常1〜2週間程度で自然に消えますが、長い場合は1ヶ月かかることもあります。ほとんどの場合、時間が経つにつれて改善されるため、大きな心配はありません。わざと浮腫を破裂させたり、手で触ったりすると細菌が入る可能性があるため注意が必要です。

結膜浮腫の管理法について教えてください。

結膜浮腫の管理 結膜浮腫に役立つ方法は、清潔なガーゼを目の上に置き、軽く圧迫することです。目の上を軽く圧迫すると血流障害による結膜に溜まった体液が血流に戻るよう助けることができます。

また、頭を心臓より高い位置に保ち、温かいタオルを目の周りに置くことで症状の緩和が見られる場合があります。温かいタオルは血流の流れを良くし、結膜の浮腫を緩和し、早期回復につながります。

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